2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

穂村弘 / 世界音痴 (小学館)

タイトルが良い。これが「世間音痴」だったりすると、ずいぶん話は身近なところへ引き寄せられてくるのだが、「世界音痴」とすることで詩的な趣を増している。 しかし「世界音痴」とは…なんと無防備でさびしく、ブンガク的なタイトルなのだろう。とるに足り…

夏の兆し

葉櫻の傾き見せたるあほき月 ディアマリー=ウツボJr. 最近毎晩のようにミルス・ブラザーズばかり聴いていて、他の音楽を聴けなくなってしまうと恐ろしいので、ブルックナーのピアノ曲集というずいぶんとレアなものを借りてきて聴いている。しかもこれがロマ…

アラン・J・パクラ監督 / 推定無罪  

ハリソン・フォードがなんだかぶよぶよしていた。

アラン・J・パクラ監督 / ペリカン文書

地味ではあるが、音楽がうるさい。ジュリア・ロバーツの魅力はよくわからない。

アラン・J・パクラ監督 / 大統領の陰謀 (原題:ALL THE PRESIDENT'S MEN)

淡々としており、音楽もきわめて控えめでよい。ウォーターゲート事件の概要を知らないとすこし厳しいかもしれない。

斎藤美奈子 / 趣味は読書。 (平凡社)

巻頭でベストセラーを消費する読書ビギナー=「善良な読者」がいる、彼らを大切にせねばならない、といっておきながら、ここ6、7年のベストセラーを批判していく本。 売れた本への妬みがその毒舌から伝わってくるが、巻末で「あわよくば売れたいと思っていた…

ポップスは、まねをする。

sportsというバンドの新曲「sports wear」は、くるりの名曲「ばらの花」の雰囲気に似ています。くるりのこと好きなんだろうなーという感じ。ギターが音響系も聴いてますよ、という感じ。いや、キライなわけではないのだけど、いやー似ているなーと思ったり。…

川本三郎 / 東京おもひで草 (ちくま文庫)

スパイ大作戦 「恐怖のリモートコントロール」 (第2期53話、テレビ埼玉)

TV

2週間ぶりに試聴。ああもうこの呑気な具合がたまらないです。ひとりで延々と見ていたい感じ。 来週はナイトゲームの中継で休みだとか。ああ、ほんとうに憎むべきはプロ野球中継です。 最近読んだ本。

第6回 定例飯会 with マコト(id:mktz128)氏@小平

なんとなく小平というロケーション。静かな住宅地で駅前もさびしい。マコト氏は遅刻。おまけに雨。さびしいさびしい。 明治の世、混迷の政治、音楽、マンガなどについて全体についていつもどおり正しく盆暗なKANJIで話す。 10時半頃お開き。次回の開催地は未…

栗コーダーカルテット / 鉄道ワルツ

CD

「デートコースのベースの栗原さん」はいろんな仕事をされてるわけですが(NHKのクレイアニメの音楽とか) 肝心の栗コーダーカルテットを購入してみました。漠然とした印象で言えば、上質なイージーリスニング。 リコーダーという楽器は、吹奏楽器の中でもブ…

宇野誠一郎(作曲、編曲)/ ひょっこりひょうたん島 ヒット・ソング・コレクション(オリジナル版)

CD

宇野先生、すばらしいなあ。なぜ発売されてから一年以上も購入しなかったのか…。 「コケッコソング」「夜を待とうよ」などたまりません。

湯浅卓雄(指揮)、アルスター管弦楽団、ニュージーランド交響楽団(演奏) / 山田耕筰:交響曲 ヘ長調「かちどきと平和」

CD

ロマン派ぽくって、あんまり甘めでない感じの響きです。 素朴でいいやつなんだけど、管見によれば誠実すぎてモテないタイプのスコアではないかと。 むろん、ひと好き好きですが。

楽しい話、怖い話、奇妙な話。

最近聴いたCD。

音楽の高揚

みなさん、最近どんな音楽を聴かれてますか?最近聴かれたもので、何かオススメがあったらお教えください。ジャンル不問ですが、あんまり押し付けがましくないグルーヴを希望。小生の場合は、山田耕筰です。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001…

マイク・ニューウェル監督 / フェイク (原題:Donnie Brasco)

ぐったりした頭でぼんじゃりと眺めておったら、アル・パチーノが田村正和にしか見えなくなってきたことよ。 なぜかマフィアものの映画というのは『ゴッドファーザー』であったり『ワンス・ア・ポン・ナ・タイム・イン・アメリカ』であったりを観ていて、 あ…

小谷野敦 / 軟弱者の言い分 (晶文社)

ホロケタ頭でもすーっと読めてよい塩梅でした。

米沢嘉博篇、手塚治虫著 / アセチレン・ランプの夜  (河出文庫)

手塚フアンとしてはベリーソフトなため彼の作品も6,70冊ほどしか持っていないが ほとんど読んだ覚えのある作品ばかりというのはどういうことだろうと首をひねりつつ読んだ。

椎名誠 / 活字博物誌 (岩波新書)

既読感が若干ありつつも、椎名の読んだ本を紹介する文章(書評にしてはくだけているし、 うまくあてはまることばを見つけられない)はなんともいえず好きなのですーっと読んでしまった。

永井荷風 / 墨東綺譚 (岩波文庫)

昭和12年(1937年)の作。文章がとても読みやすく、簡潔でうつくしい。 舞台は昭和初期と思われ、明治時代に育った老人が、大正生まれ=若者にはついていけん、嫌悪嫌悪を 感じつつ、ちと気分で恋愛遊戯(要は買春なんだが、妙に品がいいのだ)に耽り、己が…

著作権法改正でCDの輸入が規制される実態を知るためのシンポジウム レポ@さらしあげな日記

エンジニア氏の暴露がすごいです。これが実現するとなると、未来はかなりダークネス。 小生のように中古盤や古い音楽ばかり買っていればいいという話に落とすわけにもいかず。 問題はCDだけではなく商品として流通する記録メディアぜんたいにあったんですね。…

さよなら、惰眠の日々。

ゴールデンウィーク中の記録1日 バイト後渋谷へ。一曲入根に参加し帰宅。 2日 いちにちじゅうねていた。 3日 昼過ぎまでねて、午後図書館へ行った。父がテレビで横浜×巨人戦を観戦したため「スパイ大作戦」見れず。 4日 いちにちじゅうねていた。 5日 正午過…

「いっしゅうかん」(編曲:菊地成孔)@ドレミノテレビ

きょうの放送を見逃した方はこちらの9ばんめでどうぞ。凄いアレンジだなあ・・・。

Strange Music Night #2 will be held at June 12

strange music night #2 場所: 高円寺円盤 日時: 2004/06/12 (sat) 23:00 - 05:00 チャージ:¥1,000+order 1 drink DJs: 菅原圭 (strange music page) / 菅原悠 / Naoyuki Sasaki / 折田尊子 / 河奥修也 (Abu Dhabi Disc!?) / ウツボカズラ / クドウハルヲ…

キクチさん、それはジョセフィン・ベーカーです、というメールの山か

compilation / 一曲入根2 (2CD)

CD

sasakidelicさんのイベント来場者に配布されたCD。 小生が提供したのは友人バンドSaturday Evening Postの1stアルバムタイトル曲「Saturday Evening Pop」。 興味のある方は、チャロラストラの該当ページからダウンロード可能です。ぜひご一聴ください。

junne / NOIZ NOIZ NOIZ archive 1998 (私家版)

NOIZ NOIZ NOIZはjunneさんの1998年1年分の日記。ロックと読書と映画の日々。NY、関西旅行記も面白い。 本好きとしては紙で読むとまた趣が異なり良き哉良き哉。頒布価格500円とのこと→問い合わせは上記リンク先よりどうぞ。 1998年当時の自分を思い返してみ…

荒俣宏 / 秘書自慢 紙の極楽 (中公文庫)

希書コレクターの深い話を垣間聴く感じ。図版豊富。

渋谷に終結した30人余のDJs

5/1はササキデリックさんのイベントで銀盤を回転器に挿入し、空気を振動させて参りました。渋谷駅から右手に渋谷警察を眺めかつての通学路を無視して六本木方面に歩を進めオフィスビルの間の崩れそうなビルの地下へ入ったらそこが会場でした。バイト帰りで疲…

sasakidelic presents "一曲入根 returns - Part2-"

小生がかけた曲は以下の2曲でした。 菊地成孔feat.カヒミカリイ / 色彩のサンバ 大友良英ニュージャズクインテット / Strawberry Fields Forever