講義

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:音楽イベントのオーガナイズ方法について@京橋・映画美学校

講師:岸野雄一 近年の音楽イベントの宣伝媒体としてはその規模を問わずインターネットを利用することが多くなり、人の手をかりず「身内」で「身内」を呼んでやる、「仲間内イベント」が多い。簡単に言えば、mixi内コミュニティのオフ会の延長のような感じで…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第13回講義@京橋・映画美学校

講師:野々村文宏 本日のテーマ:1976年〜1985年のポップス ♪Eagles / Hotel California (YouTube) 1976年発表の「Hotel California」はロックの季節の終わりを表現した 映画『ラストワルツ』(ザ・バンドの解散コンサート) 映画『サタデー・ナイト・フィー…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:John Zorn's COBRAワークショップ(3/3)@京橋・映画美学校

講師:巻上公一 一か月ぶりのコブラ(ジョン・ゾーン作曲のゲームピース)のワークショップ第三回(最終回)。参加者がだいぶ減っていた。 わずかながら三回のコブラに参加してみることを通して、自分が音楽すること/してみることの動機を問われたのは大きい。…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第12回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生 本日のテーマ:70年代前半(英米の大衆音楽を中心に) ♪The Jackson 5 / I Want You Back (YouTube) 8ビート/16ビート ベースが裏に行く(ロックンロールは頭揃える) 低音が強い(MTR対応) ロックは黒人音楽のリズムを咀嚼しきれていなかった…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:John Zorn's COBRAワークショップ(2/3)@京橋・映画美学校

講師:巻上公一 全三回の巻上公一さんによるコブラのワークショップ第二回。ルールが8つになり、8人ずつで演奏しました。わたしは前回同様スネアドラムと(空になった)ペットボトルを使用。ペットボトルは吹いても良いし、手で握ってもいろいろな音が出ます…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:John Zorn's COBRAワークショップ(1/3)@京橋・映画美学校

講師:巻上公一 全三回の巻上公一さんによるコブラのワークショップ。今日は第一回。まず4つのルールを覚えて、4人ずつ演奏しました。わたしはスネアドラムを叩いてみました。演奏する緊張感とプロンプターの指示に従う緊張感で、全身にじっとり汗をかいたけ…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:即興音楽入門@京橋・映画美学校

講師:横川理彦、イトケン 本日のテーマ:音楽における即興演奏、主に集団による即興演奏について ♪横川理彦、イトケンによる即興演奏 演奏することで音楽を知ろう solo,duo,trio→集団で演奏することの難しさ 即興と作曲の差異/傾向(composition/improvisati…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第11回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生 本日のテーマ:1960年代の黒人音楽、20世紀の現代音楽 1960年代の音楽作品:音源が膨大、音楽批評も肥大化し、聴き方の多様性が生まれた セールスが10倍:LPのフォーマットとしての魅力 再生可能なデバイスがLPくらいしかなかった→音楽が所有…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:ミュージック・シンセサイザーの歴史@京橋・映画美学校

講師:松前公高、岸野雄一 シンセサイザーを理解することでアコースティック楽器をより深く理解できる シンセサイザーの原理→通信カラオケ/携帯電話 ♪松前氏によるアナログ・モノフォニック・シンセサイザー実演 電子楽器の歴史 1896 テルハーモニウム 1919 …

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第10回講義@京橋・映画美学校

講師:野々村文宏(和光大学助教授)、岸野雄一 本日のテーマ:1960-1968年の英米ポップスを俯瞰する 感想:その1 野々村文宏さんが米国保守層の価値基準として『エド・サリバン・ショー』を語っていたのが面白いなあと思った。モータウンのビートルズへの影響…

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:機材の歴史から見る音楽史@京橋・映画美学校

講師:小沢靖、岸野雄一下記、講義で使用された音源一覧。 ♪エジソンによる声の手紙 (1888年) ♪Fifth Regiment March (1889年) ♪タンガニーカの民俗音楽 (1903年) ♪カルーソー「星は光りぬ」 (1902年) ♪ウェンストミンスター寺院での無名戦士の合同葬…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第9回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生、岸野雄一 ♪Bing Crosby / Mr.Parade (composed by Irvin バーリン/一発録り編集無し) 演奏時間2分50秒。40年代半ばの録音。ビングは「ホワイト・クリスマス」で知られる代表的クルーナー歌手。 マイクロフォンの精度向上に伴って、微妙な歌…

美学校音楽美学講座・ペン大有志による合同ゼミ 第12回@京橋映画美学校

2007.1.27 合同ゼミレジュメ 映画美学校音楽美学講座クリティック&ヒストリーコース ウツボカズラ テーマ:1915-1925年を想像する:チューリッヒ・ダダについて 1. ダダの基本概念について ダダとは第一次大戦中、スイス・チューリッヒを起点として始まった…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第8回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生、岸野雄一 深作欣二監督『asin:B000K4WTLE:title』 本日のテーマ:1920〜1945年 米国/欧州の20世紀初頭 19世紀 ダンスミュージック:ワルツ、ポルカ 日本:服部良一:大阪出雲屋少年隊 1933年 上京 1935年 コロムビア 1937年 別れのブルース …

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:日本レコード産業の構造について@京橋・映画美学校

講師:烏賀陽(うがや)弘道、岸野雄一 烏賀陽氏略歴...17年間朝日新聞社勤務。雑誌『AERA』編集部で10年間ポップス欄担当。現在フリージャーナリスト。 本日のテーマ:日本の音楽産業(日本レコード協会加盟のメイジャーレコード会社)の構造について(主に…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第7回講義@京橋・映画美学校

講師:湯浅学、岸野雄一 三つ子の魂百までも 湯浅氏履歴:1957年(昭和32年)1月4日生まれ 自分が生まれる前/物心つく前でも何かおぼろげなものに囲まれており、その時点で何かしら取捨選択(好き嫌い)があったはず 音楽批評:音楽に感応していくことを記す…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第6回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生、岸野雄一 レコーディング...音の記録 糸電話...糸の物理振動を利用して音声を伝える 1888年 エジソンの蓄音機発明 ベルリナーのグラモフォン スピーカとマイクの原理は同じ Record Making with Duke Ellington (YouTube)...1937年当時最先端…

美学校音楽美学講座有志による自主ゼミ(http://musiccourse.jp/blog/)第3回:芳垣安洋氏によるリズムに関するレクチャー@京橋映画美学校

芳垣氏フリートーク:リズムとは何か/リズムをいかに捉えるべきか 音楽の三要素は一般に、リズム、メロディ、ハーモニーと言われる。そのうち、リズムは人が何かしようとする時、何かしているとき常に存在するものであり、リズムがあれば、メロディ(節/うた…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第5回講義@京橋・映画美学校

講師:大里俊晴(横浜国立大学助教授)、岸野雄一 講義内で紹介されたおもな書籍 スガ秀実篇 / 1968 (知の攻略 思想読本) (作品社) 三井徹 / ポピュラー・ミュージック・スタディズ―人社学際の最前線 (音楽之友社) 大里俊晴 / ガセネタの荒野 (洋泉社) di…

美学校音楽美学講座有志による自主ゼミ(http://musiccourse.jp/blog/)内サブゼミナール:ポリリズムについて(基礎ポリリズム〜アフリカン・ポリリズム〜モダン・ポリリズム〜ハイパー・ポリリズム)@京橋映画美学校

本日のテキスト 菊地成孔、大谷能生 / 憂鬱と官能を教えた学校 (河出書房新社)...律動(リズム)の基本的概念について述べた「律動1」およびモダン・ポリリズムをアフリカ言語で捉える「律動2」を要参照のこと。 リズム・フィギュア(リズム・クラスター)…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第4回講義@京橋・映画美学校

講師:横川理彦(音楽家)、岸野雄一 講義内で紹介されたおもな書籍 (配布されたレジュメを元に作成) 音楽批評の歴史 ジャック・アタリ (著)、 金塚 貞文 (翻訳) / ノイズ (みすず書房) エドワード・W.サイード(著)、 大橋洋一 (翻訳) / 音楽のエラボレー…

美学校音楽美学講座・ペン大有志による合同ゼミ 第11回@京橋映画美学校

chubeyさんというゲストを迎えて、やや楽理的な話や、Lopyuさんによる溝口健二『雨月物語』の紹介。共に素晴らしかった。私も少しiPodを流して駄弁を弄す。帰りの電車でid:note103さんと「面白メンツで何かやりませうぜ」と雑談。

映画美学校/音楽美学講座/特別講義:音から音楽へ(基本的な音の概念について)@京橋・映画美学校

講師:高山博 音とは何か・・・空気の振動(充満しているものが振動する/分子の密度が変わる、寄ったり離れたりする)疎密波であり、気圧の変化である。音を波形でグラフ化するが、それはあくまでも分かりやすさのためである。空気圧は相対的な高低を表す指…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第3回講義@京橋・映画美学校

講師:小沼純一(早稲田大学教授) 講義内で紹介されたおもな書籍 R.マリー・シェーファー (著)鳥越 けい子 (翻訳) / 世界の調律 サウンドスケープとはなにか (平凡社ライブラリー) (平凡社ライブラリー) 関 孝弘、ラーゴ・マリアンジェラ / これで納得!よ…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第2回講義@京橋・映画美学校

講師:大谷能生、岸野雄一 本日のテーマ:レコーディング以前 20世紀的な複製メディアが生まれる以前、人はいかに物事を記録・再生・共有してきたか。作品を皆で経験せねばならない→わかちあいが物事を反復可能なものにする→「作品」化 #1 ことば 人間は、喋…

映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第1回講義@京橋・映画美学校

講師:岸野雄一、大谷能生、野々村文宏岸野「授業は生き物である」 大谷…音楽中心に芸術、芸能史(どれだけイマジネーションを広げられるか)年間10コマ予定 野々村…美術、建築、視覚芸術とポピュラーミュージック(1960年以降)・通史的なもの)年間8コマ予…

美学校音楽美学講座・ペン大有志による合同ゼミ 第9回@京橋映画美学校

仕事中にネタを仕込んで、iPodで音源を流しながら、レクチャーのようなプレゼンのようなことをして参りました。以下は、簡単なレジュメ。ゼミの参加者に配布した資料の表記を一部訂正、加筆してあります。 1930年代(後半)とスウィング・ジャズ 〜電気の時代…

美学校音楽美学講座・ペン大有志による合同ゼミ 第8回@京橋映画美学校

id:note103さんにお招き頂き、15名ほどの方の前でレクチャーというかプレゼンのようなことをしてきました。noteさんからは前もって「お好きなアイテムがありましたら、1〜3つほど、お持ち頂けたらと思うのですが、いかがでしょうか。会の進行に際し、紹介さ…