雑文

小室哲哉をふりかえる その1/2(1993年〜1996年)

この度の一件で「小室哲哉の音楽を初めて意識して聞いたのはいつだろう」と思い返してみたのだが、おそらく1993年である。この年の3月に当時12歳のわたしは小学校卒業のお祝いでCDラジカセを手に入れた。当初はNHKの英会話番組を聴いたり、ゲームミュージッ…

新年のご挨拶

明治だの大正だの昭和だのという時代区分は、何の実質的な意味もない。天皇一人の生死によって時代の内容が変わるものではないからだ。それなら西暦はどうか。これも、実質的な意味はない。外国の宗教者の生まれ年、それも四年ばかり誤って算出されたのを基…

前衛メールの作り方

あ、行く。ううん、英語オーケイ。カード気く経過、コーナー最近し、スープ精一そた近く着いたよ。手となにぬねのは、日ファンタジー。臍ほいま身向かって、目もや湯浅よ。ライブりるか、歴史ロック分かる。をんが疑問ぐぐると、劇場合同ザッパ時間。ズゼミ…

美しい国

久しぶりに雑文を少々。リベラル風味なので、そこんとこよろしく。わたしの政治的立場はこの文章そのままではない。 安倍総理に個人的な愛憎は無いのだが「美しい国」というスローガンを聞いたときに「この人、やばいかもなあ」と思った。「構造改革」の方が…

涼宮ハルヒの憂鬱 第12話

見ました。 いやなんというか、正直、YouTubeの動画は荒いので、細部までよく分からなかった。 件のシーンについては、なぜここまでする...という感じではありました。 現代のアニメ表現ってのはもう飽和で意匠のセカイなのだなあ、とか、なんつうかポストモ…

涼宮ハルヒの憂鬱について

エヴァから11年(中途半端だな)。ひさしぶりにおもしろい連続アニメーションに出会いました。 YouTubeを利用して、先週から見始めました。いろいろgoogle検索しないで、とりあえず最初から観始めるといいです。それにしてもYouTubeを見ていて驚いたのは、英…

おろかな日々

18日。ひとの家で焼酎を以てしたたか酔っ払い寝てしまい、朝ご飯まで世話になって、バイトに向かう。久しぶりに飲み過ぎた。寝ぼけた頭で「今日は12月27日の細野晴臣&東京シャイネスライブ@九段会館のチケット一般発売日ですね!」と思いだす。酔いを残し…

ユリイカ増刊『オタク対サブカル』を読んで

ユリイカ増刊『オタク対サブカル』を読んだ。「もしやオタク、サブカルの比較文化論みたいなことをやっているのかな」とすこし期待して読んだら、「オタク」と「サブカル」の概念規定そのものがあいまいで、残念だった。わたしは「オタク」も「サブカル」も…

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第9回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1 第4回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050716#p1 第5回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050726#p1 第6回 htt…

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第8回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1 第4回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050716#p1 第5回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050726#p1 第6回 htt…

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第7回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1 第4回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050716#p1 第5回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050726#p1 第6回 htt…

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第6回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1 第4回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050716#p1 第5回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050726#p1

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第5回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1 第4回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050716#p1

電車男の伊藤淳史

先々週偶然「電車男」の第1回を観たのだが、主演が伊藤淳史なので驚いた。彼は昔、とんねるずの番組にチビノリダーとして出演していたらしいが、そのころのことは知らない。彼のことを知ったきっかけは、長尾直樹監督『鉄塔武蔵野線』という映画だ。銀林みの…

検索:海の日 起源

7月には「海の日」という、実に漠然とした名前の祝日がいつからかあって、わたしはこの日がきっと昔の海軍記念日か何かで、それを自民党の保守派がよってたかって祝日にしたんだろうと勝手に思い込んでいたが、実際は違った。まず手近にある広辞苑(第二版)…

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第4回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1 第3回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050714#p1

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第3回

第1回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1 第2回 http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050712#p1

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第2回

第1回はこちら→http://d.hatena.ne.jp/utubo/20050701#p1

連載 卒業論文:ふたりのダダイスト 第1回

銀座で菊地成孔を見かけるの巻

午後から会社説明会で、有楽町へ出た。一時間余り、話を聞いたあと、数寄屋橋の交差点から、歌舞伎座のほうへ銀ブラしようと思った。すると、ソニービルの手前の道から、薄青色の眼鏡をかけた、菊地成孔のそっくりさんが現れた。度肝を抜かれた。明らかに本…

南アフリカ人による「20世紀ノスタルジア」感想

まず原文を全文引用しておきます。原文の下に拙訳を。30分くらいで適当に訳したので本当に拙いですが。 "An innovative experimental film" written by Martin Kohler@Pretoria, South Africa This is an interesting and innovative film about a young stu…

補遺1 組谷さんからの手紙への返信

組谷さん(ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、氏は現役の月刊誌記者です)より長文かつ丁寧なお便りを頂きました。 氏のメール文面から適宜引用しつつ、小生が返信し、今回の『評論家入門』にかんする一連の雑記の補遺とさせていただきます。 ごらん…

タテイシさんからの返信への返信 その1 ごらんの皆様へ

遅くなりましたが、今回問題となっている箇所をまず、小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)から引用します。 コメントしていただけるのはうれしいのですが、タテイシさんと、小生以外誰も問題となっている箇所をご存じないので参考まで。 精神的苦痛の耐え…

2004年12月17日の日記へのコメントへの返事

昨日BROWNさんから頂いたコメントへお返事いたします。 その前にこの話題はタテイシさんの書かれた日記と関連がありますので、 この件にかんしてご覧になっている方々は理解を深めるためにもそちらを併せてご覧いただけると助かります。 牛タンに命を懸けろ(…

2004年12月16日の日記へのコメントへの返事

では、まずタテイシさんから頂いたコメントへお返事いたします。「正しい」と「美しい」についても述べたいことがないわけではないけれど、 とりあえず、昨日の小谷野敦『評論家入門』における「論争などで負った精神的苦痛を和らげる方法として」の投薬の是…

小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)について

タテイシさんのブログを見たら、小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)について書いてありおもしろかったので、タテイシさんの文章を引用しつつ、少しだけ触れておきます。 文章はとっても面白いけど言葉の端々に「怨」だとか「恨」とかいった文字が見え隠れ…

だんだんバカになっていくのです

本ばかり読んでいると、だんだんバカになっていくのです。というのも、やはり書物というのは、現実を忘れさせてくれるのですね。現実のいろいろを読んでいる間一度も思い起こさせないというような本にはめったにめぐり合いませんが、たまにそういった本に出…

夏の兆し

葉櫻の傾き見せたるあほき月 ディアマリー=ウツボJr. 最近毎晩のようにミルス・ブラザーズばかり聴いていて、他の音楽を聴けなくなってしまうと恐ろしいので、ブルックナーのピアノ曲集というずいぶんとレアなものを借りてきて聴いている。しかもこれがロマ…

ポップスは、まねをする。

sportsというバンドの新曲「sports wear」は、くるりの名曲「ばらの花」の雰囲気に似ています。くるりのこと好きなんだろうなーという感じ。ギターが音響系も聴いてますよ、という感じ。いや、キライなわけではないのだけど、いやー似ているなーと思ったり。…

音楽の高揚

みなさん、最近どんな音楽を聴かれてますか?最近聴かれたもので、何かオススメがあったらお教えください。ジャンル不問ですが、あんまり押し付けがましくないグルーヴを希望。小生の場合は、山田耕筰です。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001…